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保護者失格。一線を越えた夜|第36話:ちづるの両親のはなし

保護者失格。一線を越えた夜
第36話:ちづるの両親のはなし
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「保護者失格。一線を越えた夜」の第34話から第36話は、続けて読みましょうね。

第36話「ちづるの両親のはなし」のあらすじ

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<ネタバレ注意!!>

7月なのに、まだ、梅雨が明けないのでしょうか。

昨日の天気予報は外れ、外はひどい雨です

天気が良ければ、出かけようと思っていた、という叔父の言葉を聞き、がっくりするちづる。

また次回のようです。

2人は、ちづるの作った朝食を、食べるところでした。

ふと思い出したように、「今日はパンを作ってみようかな」と言うちづる。

テレビで見て興味を持ったらしく、本や材料を買い揃えていたようです。

お昼に焼きたてのパンが食べられるよ、と無邪気に言うちづるを見て、幸久はこの前の、千代子の結婚式の日のことを思い出していました。

あの時、幸久はちづるを見て、可哀想だと思ってしまったのです。

笑って、親友を送り出すちづる。

自分は、結婚できないかもしれないのに。

そんなちづるが可哀想に思え、触れずには、いられなかったのです。

食器を洗いながら、あの日の夜のことを思い出す幸久。

あの日、可哀想と思いながら抱いてしまったことで、自己嫌悪に陥っているようです。

「可哀想。」

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可哀想にさせているのは、自分なのに。

自問自答を繰り返すのでした。

場面は変わり、幸久は、過去を思い出します。

ちづるの父である兄と、母である小春から、結婚報告を受けた日のことです。

2人の急な結婚は、妊娠がきっかけだったのです。

一番に、幸久に報告したかったと言う兄。

幸久は、何か一瞬考え込んだ後、笑顔で2人を祝福しました。

2人は、今から小春の家に、報告に行くようです。

小春が「生まれてきたら、この子とも仲良くしてあげてね!」と言います。

その子供こそが、そう、ちづるなのです。

パンを焼いているちづるを見て、あの日から12年経ち、もう20歳になったんだと、改めて年月が経ったことを実感する幸久。

あの日とは、ちづるが両親を亡くした日です。

20歳になったちづるは、今年成人式を迎えます。

幸久はちづるに、成人式の着物のことを尋ねました。

困った表情を浮かべたちづるは「参加しないつもり」だと答えます。

その手は、キッチンの縁を、きゅっと握りしめています。

参加しない理由を尋ねられたちづるは、一瞬戸惑いを見せるのでした。

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成人式に参加しないと言ったちづる。その理由とは何なのでしょうか?

第36話「ちづるの両親のはなし」の感想

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千代子の結婚式の日の、叔父さんの表情の意味が、わかりましたね。

結婚して幸せになる友人を、笑顔で送り出すちづるを、可哀想だと思っただなんて・・・。

確かに、叔父とずっと一緒にいる=結婚できないですもんね。

可哀想な状況(結婚できない)にしているのは自分なのに、何を他人事みたいに思っているんだという、叔父の葛藤が、見ていて苦しかったです。

今回、初めてちづるの両親が、登場しました。

小春はちづるにそっくりですね!

私的には、結婚報告を受けた時の、叔父の表情が気になりました。

もしかして小春のことが好きだった?というのは考えすぎでしょうか。

今後、何か描写があると良いなと思います。

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