保護者失格。一線を越えた夜
第38話：秘密のアルバイト
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「保護者失格。一線を越えた夜」の第37話から第39話は、続けて読みましょうね。
第38話「秘密のアルバイト」のあらすじ
保護者失格。一線を越えた夜
第38話：秘密のアルバイト
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＜ネタバレ注意！！＞
ちづるは、ケーキ屋さんで、アルバイトを始めていました。
片づけが終わり、今日はもう上がって良いよ、と言われたちづる。
店長から、お土産のケーキを渡されます。
仕事が終わったのは、18時。
ちづるは、叔父が帰るまでには帰れそうだと、ホッとしています。
今日も、残りのケーキを貰ってしまった、ちづる。
ケーキは大好きですが、叔父に怪しまれないかと、ちょっと心配なようです。
ちづるが、なぜアルバイトを始めたかというと、それは8月1日のこと。
7月から8月に代わり、カレンダーをめくったちづるは、気が付きました。
来月は、叔父の誕生日月なのです。
物はいらないと言われるので、今まではケーキだけのお祝いに、してきました。
しかし、今年の誕生日は違います。
はじめて思いが通じてからの、大切な誕生日。
恋人同士になってからの、大切な日なのです。
だからこそ、何か渡したいと考えたのです。
勉強に集中する為、アルバイトは禁止されているちづるですが、ケーキ屋さんの前に貼ってあった募集を見て、店内に入ってみたのです。
迎えてくれたのは、妊婦さんでした。
最初、お客だと思われたちづるでしたが、外の募集を見て来たバイト希望の子だとわかり、妊婦のつぐみは大喜びです。
保護者失格。一線を越えた夜
第38話：秘密のアルバイト
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中から店長であり、つぐみの夫の、豊が出てきました。
「ケーキ好き？」そう言われ「大好きです」と答えるちづる。
その場で即採用となり、次の日から、働くことになりました。
こうして、叔父には言えない、秘密が出来てしまったのです。
「ただいま?」とドアを開け入った途端、何かにぶつかりました。
玄関に、叔父が立っていたのです。
いつもより帰宅が早い、叔父。
今日は定時に終わって、帰宅したようです。
鼻が赤くなってしまったことを気づかいつつ「何処か行ってたの」と尋ねます。
ちづるはとっさに「友達と勉強してたの」と嘘をつきました。
今日もまた、ケーキを持っているちづるに「また買ってきたの？」と尋ねる叔父。
「食べたくって」と答えるちづるを、女の子だなぁと見つめます。
一緒にケーキを食べていると、叔父から、明日の花火大会に一緒に行かないか、と誘われました。
パッと表情が変わり、大喜びしたのもつかの間、明日もアルバイトが入ってしまっていたのです。
でも花火大会は20時。
それまでには間に合うはずだと、叔父とデートの約束をしました。
叔父とのデートにドキドキし、浴衣のことを考えているちづるはそわそわしています。
いつも色々と良くしてくれる叔父に、嘘をついたこと。
その罪悪感に襲われたちづるは、叔父に抱きつき、額にキスをします。
そんなちづるを、不思議な表情で見つめる叔父。
「急にしたくなったの」そう言ったちづるの頬を撫で「おいで？」と誘うのでした。
自分から叔父を誘ったちづるがリードすることになり、慌てふためきます。ちづるは叔父をリードできるのでしょうか？
第38話「秘密のアルバイト」の感想
前話で、叔父がちづるに対して、本当の親の様に、ちづるのことを考えていることが解りました。
そんな、大好きな叔父を喜ばせたい！
嘘は嘘でも可愛い、優しい嘘ですね。
でも、いつも表情からバレバレの、わかりやすいちづるなので、叔父さんに簡単にばれてしまいそうなのが心配です。
叔父とのデートで、そわそわする時の表情は、付き合いたての様でとっても可愛かったです。
堂々とデート出来ることなんて、なかなか無いので、余計に嬉しいのかなと思いました。
最後の「急にしたくなったの」
女の子らしい、可愛いちづるにこんなセリフを言われたら、男はたまりませんよね。
積極的に誘った？ちづるが次話で、どのようなHをするのか、楽しみです。
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