保護者失格。一線を越えた夜
第26話:消えたキスマーク
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「保護者失格。一線を越えた夜」の第26話から第28話は、続けて読みましょうね。
第26話「消えたキスマーク」のあらすじ
保護者失格。一線を越えた夜
第26話:消えたキスマーク
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<ネタバレ注意!!>
旅行から帰り、千代子の家に遊びに行ったちづる。
千代子から相談事があると言われていたのです。
なんとその相談事とは、お付き合いしていた彼と、結婚するかもしれないというものでした。
大喜びしたちづるでしたが、千代子は迷っているのだそう。
ネイリストの千代子ですが、まだまだ新人で今結婚すると、彼にも迷惑をかけるかもしれないと。
そして、結婚したら母親の様になるのではないか、と悩んでいたのです。
千代子は、離婚した両親の、母親に引き取られ育てられました。
その母親は、お酒を飲んでは千代子に暴力をふるったりと、千代子は小さい頃に、随分辛い思いをしているのです。
千代子の中では、気持ちは決まっているようなのですが、ただ、誰かに話を聞いてもらいたかったようです。
そんな千代子の手を優しく握るちづる。
小さい頃から一緒に居た千代子は強くて優しくて、だから母親の様にはならない。
大丈夫だよと優しく微笑みかけます。
幸せになって、と言うちづるの言葉に、満面の笑みになる千代子。
こういう風に、優しく背中を押してくれるちづる。
それを知っているからこそ、ちづるに話を聞いてほしかった。
そう言われ、ちづるも嬉しそうです。
「ちづるは好きな人はいないの?」と千代子が尋ねます。
保護者失格。一線を越えた夜
第26話:消えたキスマーク
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一瞬叔父のことが頭をよぎります。
「いないよ」と否定するちづる。
告白されないの?という問いに、「この前ちょっとだけ・・・」と話そうとすると、「ちづるに近づくなんて早い!」と一蹴する千代子。
2人は笑い合います。
千代子は大切な友人。
このように、悩んだ時に頼りにしてくれてとても嬉しい。
でも、自分は同じように相談は出来ない。
叔父と付き合っていることは、言えない。
そのことに、少しもどかしさを感じるのでした。
夜になり、帰宅したちづる。
夕飯は、千代子と済ませてきたようです。
叔父が、お風呂を沸かしておいてくれたので、先に入ることにしました。
今日のことを思い出すちづる。
千代子のウェディングドレス姿は綺麗だろうなと、思いを巡らせます。
今まで、結婚について考えたことがなかったちづるにとって、今日の千代子の話は、色々考えさせられたようです。
お風呂から上がり、ふと、鏡にうつった自分の姿に目を止めました。
旅館でつけてくれた胸のキスマークが、もう消えてしまっていました。
あの時は、あんなに愛し合っていたのに。
あんなに触れてくれたのに。
あの日から、触ってくれなくなったことに、寂しさを感じます。
ぼーっとしていると、小さなくしゃみをしました。
今日は、どうやら冷えるようです。
風呂から上がり、叔父に片づけを頼んで、先に寝ようとしたちづる。
その様子に異変を感じた叔父が、ちづるの手首をつかみます。
「どうかしたの?」
そう言われ、振り返ろうとした瞬間、ちづるはふらつき、倒れてしまったのでした。
ちづるのカラダは大丈夫なのでしょうか?
第26話「消えたキスマーク」の感想
千代子の相談の内容が、明らかになりました。
仕事のことで迷惑をかけるもしれない、という事よりも、自分を虐げてきた母親の様になるのが怖い、というのが、一番の迷っている理由だったのでしょう。
自分にも子供が生まれるかもしれない。
その時自分の子供を愛せるのか。
大嫌いな母親と同じようなことをしてしまうのではないか。
愛されずに育ってきた子供ならば、考えてしまうと思います。
そんな千代子に、多くは語らず、千代子のことをわかっているから、大丈夫だよ。と言うちづる。
そう言われ、ほっとしたような表情の千代子が、印象的でした。
ただ、大丈夫だよと、言ってほしかったのでしょうね。
2人の関係はとても素敵なものだなと、思いました。
いつか、千代子、に叔父とのことを相談できる日が来るといいですね。
相変わらず、距離を置いた関係のちづると叔父。
ちづるが倒れてしまい・・・
これがきっかけで、また、2人の距離が近づくことを祈ります!
保護者失格。一線を越えた夜
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