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保護者失格。一線を越えた夜|第28話:「ごめん」の理由

保護者失格。一線を越えた夜
第28話:「ごめん」の理由
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「保護者失格。一線を越えた夜」の第26話から第28話は、続けて読みましょうね。

第28話「ごめんの理由」のあらすじ

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<ネタバレ注意!!>

熱で寝ていたちづるは、昔親友の千代子と、喧嘩したことを夢に見ていました。

千代子が、叔父のことを好きになってしまったと言ったのです。

そんな千代子に「ダメ!」と言うちづる。

千代子に、ちづるとゆっきーは結婚できないんだからね!と言われたシーンでふと、目が覚めました。

この時、初めてちづると千代子は、喧嘩したのでした。

懐かしいな。

そんなことを思っていると、叔父が帰宅しました。

ちづるのおでこに、手を当てる叔父。

もう熱は下がったようです。

時間はもう20時。

薬を飲んだちづるは、随分よく寝ていたようです。

叔父が、プリンを買ってきてくれていました。

ちづるが好きなお店の、プリンです。

美味しそうに食べるちづる。

それを、微笑みながら見つめる叔父。

突然ちづるが、この前どうして「ごめん」と言ったのかと尋ねました。

はっとした表情の叔父。

もう寝なさいと言って、ごまかそうとします。

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しかしちづるは拒否します。

気付けば、大粒の涙を流しながら、泣いているのです。

泣いてはいけない。

冷静に話をしないと。

泣いたら、叔父のことを困らせてしまうのに。

そう思っていても、もう我慢できません。

何か、いけないことをしてしまったのか。

自分のことを嫌いになってしまったのか。

どうしてごめんと言ったのか。

ちづるは、想いを叔父にぶつけました。

そんなちづるを、叔父が優しく抱きしめます。

ごめんねと言って。

でも、このごめんの意味は違います。

不安にさせてごめん、という意味です。

ちづるのせいじゃないし、嫌いにもなっていないよと言う叔父。

「ごめん」は自分の覚悟が足りないからだと言うのです。

旅行の時、お土産屋さんで、店員さんにすすめられた紫陽花の指輪。

あれを買ってあげられなかった。

その理由は、この先ちづるが他の人を好きになった時の逃げ道だと言うのです。

ちづるが味わうはずの、普通の女の子の幸せをあげられない。

でも、手放すこともできない。

そんな自分はずるいのだと。

ちづるが口を開きます。

他の人のこと好きになったりしないと。

叔父が言う、普通の女の子の幸せが欲しいのではない。

指輪を貰うことが、幸せなのではない。

自分にとっては、叔父と一緒に居られることが幸せなのだ、とちづるが言います。

ちづるの話を聞き、優しく微笑む叔父に、ちづるが何かを言いかけました。

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最後にちづるは何を言おうとしたのでしょうか?

第28話「ごめんの理由」の感想

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優しくて控えめなちづるが、初めて千代子と喧嘩した内容。

それは大好きな叔父のことでした。

この前、千代子に会った時に、千代子が覚えていた喧嘩です。

まさか自分がまだ叔父のことが好きで、しかもこのような関係になっているなんて。

千代子に言える日は、来るのでしょうか。

ちづるがついに、叔父に「ごめん」の意味を聞きましたね。

いつもの無邪気なちづるではなく、ここ何話かは気を使っている感じだったので、理由が知れて良かったです。

叔父は、まだ若いちづるのことを考えると、何が幸せなのか、悩んでしまったのだと思います。

歳の離れた自分のことを、いつまでも好きでいてくれるかわからない。

叔父も、怖かったのかもしれません。

でも、ちづるにとっての幸せの意味を直接聞けたことで、叔父が少しでも、覚悟を決めてくれたらいいなと思いました。

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